※本稿は「新潮45」2006年4月号に掲載された特集を元に再構成したものです。また、年齢や肩書、年代表記等は当時のものです。(文中敬称略)
「あなたさま、と言いなさい」
<私たちはその晩からかやをつるのをやめた>
島尾敏雄文学の最高峰作品として知られる『死の棘』(新潮文庫)の、書き出しである。
その日、別の女性の家に泊まった島尾が東京小岩の自宅に戻ると、六畳の彼の仕事場には、インクがぶちまけられ、女性との情事の痕跡を留める日記が、うち捨てられていた。……
1917(大正6)年生まれの作家・島尾敏雄の代表作『死の棘』は不倫を題材にした私小説である。配偶者の長年の不倫が発覚したことで精神を病んでしまった妻(ミホ)に、激しい怒りをぶつけられる夫(トシオ)。精神を崩壊させていく妻との極限状態の日々を淡々と綴った同作は、最後はミホの入院する場面で終わっているが、“その後”の人生はどのようなものだったのだろうか。2人の雑誌への寄稿の内容や、担当編集者の証言を元にその軌跡を辿る――。
※本稿は「新潮45」2006年4月号に掲載された特集を元に再構成したものです。また、年齢や肩書、年代表記等は当時のものです。(文中敬称略)
<私たちはその晩からかやをつるのをやめた>
島尾敏雄文学の最高峰作品として知られる『死の棘』(新潮文庫)の、書き出しである。
その日、別の女性の家に泊まった島尾が東京小岩の自宅に戻ると、六畳の彼の仕事場には、インクがぶちまけられ、女性との情事の痕跡を留める日記が、うち捨てられていた。……
完結20年 塩野七生、『ローマ人の物語』を語る
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仕込みから完成までに40年以上――大作を書いた塩野七生の「情報整理法」
桜桃忌に太宰治を読む
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人間失格(新潮文庫)
令和から昭和を照らす−−文豪たちの物語
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【早稲田アカデミー】目まぐるしく変わる中学受験情勢、問われる情報分析とプランニング
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スマホ通知で途切れる集中「元に戻るまで23分」――アストロサイトから考える「脳の持久力」の高め方
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「週刊新潮」編集部
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片田陽依/出演者
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水野太貴
水野太貴/著者
水野太貴/著者
カテジナ・トゥチコヴァー
山口桂/出演者
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