日本の建築家といえば誰が思い浮かぶだろうか。有名なのは安藤忠雄、丹下健三、隈研吾あたりか。一方で「若手」の二大巨頭と言えるのが、藤本壮介と石上純也である。共に50代だが、建築の世界では十分に若い。建築は作品完成までに時間がかかるし、大型案件を手がけられるようになるのは早くて40歳前後だ。あと有名建築家はみな長生き。ストレスがないのか。
藤本壮介の名は大阪・関西万博の大屋根リングで知った人も多いだろう。一方の石上純也は、30代でヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞を受賞、パリのカルティエ財団で大規模個展を開催したりと現代アートの文脈でも評価されている。中国で長さ1kmの「水の美術館」を設計するなど世界的に評価の高い建築家だ。