勝間氏がGeminiを愛用する理由
勝間:
私は、生成AIは基本的に大同小異だと思っているんですよ。もちろん、モデルごとに多少の得意、不得意はあります。でも、アルゴリズムの根本がまったく違うわけではありませんし、こちらが驚くほどの決定的な差があるわけでもない。
今はChatGPTがいい、次はClaudeがいい、今度はGeminiが追い抜いたと、みなさん一生懸命に比較しますよね。でも、その順位はアップデートのたびに入れ替わります。今日一番賢いAIが、半年後も一番とは限らない。そこを追いかけ続けても、あまり意味がないと思っています。
それより大事なのは、自分が普段使っている環境の中で、どれだけ簡単に使えるかです。私の場合は、Googleのサービスを仕事でもプライベートでも使っています。GmailやGoogleドキュメントなど、普段使っているサービスと連携しやすく、同じ環境の中で一通り完結できる。その意味でGeminiが一番簡単なんです。
Geminiが常に世界で一番賢いから使っているのではありません。私の生活にとって、一番摩擦が少ないから使っているんです。
〈新しいモデルが登場するたびに乗り換えるのではなく、すでに自分の仕事や生活が置かれている場所にAIを組み込む。勝間氏が重視するのは、性能表の順位よりも、日常の中で無理なく使い続けられることだ。〉
AIを乗り換えるたびに失われるもの
〈使用するAIを変えた場合、過去に行った質問や指示、自分の好みを、新しいAIに再び覚えさせなければならない。勝間氏は、この「蓄積」もAIの性能の一部だと考えている。〉
勝間:
一度蓄積したものを別のサービスへ持っていくのは、面倒ですよね。それは立派な移行コストです。