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アップデートや性能に左右されない――仕事から日常までフル活用 「勝間AI」の極意

2026年9月4日


<span>アップデートや性能に左右されない――仕事から日常までフル活用 「勝間AI」の極意</span>
メールマガジンや原稿を作る際にもGeminiを利用しているという勝間氏

「ChatGPTの新しいモデルがすごい」「Claudeの文章力が飛躍的に上がった」「今度はGeminiが追い抜いた」――。生成AIをめぐっては、日々のように新しい評価が飛び交っている。少し前まで最良とされたサービスが、次のアップデートでは他社に抜かれる。複数の生成AIを使い分け、どのサービスに課金するべきか迷っている人も少なくないだろう。自ら数多くのデジタル機器やサービスを試し、仕事から日常生活までAIをフル活用している経済評論家の勝間和代氏は、現在、Googleの生成AI「Gemini」を中心に利用している。ところが、「なぜGeminiなのか」と尋ねると、返ってきたのは意外なほど素っ気ない答えだった。(取材・大塚一樹)

勝間氏がGeminiを愛用する理由

勝間:

 私は、生成AIは基本的に大同小異だと思っているんですよ。もちろん、モデルごとに多少の得意、不得意はあります。でも、アルゴリズムの根本がまったく違うわけではありませんし、こちらが驚くほどの決定的な差があるわけでもない。

 今はChatGPTがいい、次はClaudeがいい、今度はGeminiが追い抜いたと、みなさん一生懸命に比較しますよね。でも、その順位はアップデートのたびに入れ替わります。今日一番賢いAIが、半年後も一番とは限らない。そこを追いかけ続けても、あまり意味がないと思っています。

 それより大事なのは、自分が普段使っている環境の中で、どれだけ簡単に使えるかです。私の場合は、Googleのサービスを仕事でもプライベートでも使っています。GmailやGoogleドキュメントなど、普段使っているサービスと連携しやすく、同じ環境の中で一通り完結できる。その意味でGeminiが一番簡単なんです。

 Geminiが常に世界で一番賢いから使っているのではありません。私の生活にとって、一番摩擦が少ないから使っているんです。

〈新しいモデルが登場するたびに乗り換えるのではなく、すでに自分の仕事や生活が置かれている場所にAIを組み込む。勝間氏が重視するのは、性能表の順位よりも、日常の中で無理なく使い続けられることだ。〉

AIを乗り換えるたびに失われるもの

〈使用するAIを変えた場合、過去に行った質問や指示、自分の好みを、新しいAIに再び覚えさせなければならない。勝間氏は、この「蓄積」もAIの性能の一部だと考えている。〉

勝間:

 一度蓄積したものを別のサービスへ持っていくのは、面倒ですよね。それは立派な移行コストです。

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