2022年12月に策定された「安保3文書」が、年末までに前倒しで改定される。本編ではAIが他社のシステムに侵入したとの報道を手がかりに、軍事AIの可能性と限界を探る。
河野克俊・元統合幕僚長は、作戦立案にAIを使うことは避けられないとしながらも、「指揮官の意思決定だけは人間に」と強調。話題は宇宙自衛隊の独立の可能性、そして議論が避けられがちな非核三原則へ。
自前の核武装には否定的な河野氏が提起するのは、米国の核を日本に置き、使用の意思決定に日本も加わる「核シェアリング」と、第一列島線への中距離ミサイル配備による抑止力の強化だ。鈴木敦夫氏(元防衛事務次官)は国内外の理解をどう得るかという視点から論点を整理する。
自衛隊と防衛省のトップを務めた二人が、改定に求めることを語る。自衛官が20年後には22万人から13万人に減りかねないという現実を前に、自衛隊に求めるべき「選択と集中」とは。
(聞き手=能勢伸之)