<span>「横須賀には迎賓館が」「女性にはLOVEブレスレットを」――GMO熊谷代表の「金と女」そして「真の素顔」</span>

「横須賀には迎賓館が」「女性にはLOVEブレスレットを」――GMO熊谷代表の「金と女」そして「真の素顔」

2026年11月4日

GMOの熊谷正寿代表(63)はダイヤルQ2事業から身を起こし、企業買収によって規模を拡大した。150社を超えるグループの時価総額は1兆円以上。だが、飽くなき拡大路線が裏目に出て足を掬われた。会見で涙も見せたワンマン経営者。その「真の顔」に迫る。

所有機や船舶に『KUMA』の名を

 神奈川県横須賀市佐島。相模湾を望むマリンリゾートの海沿いに、ひときわ目立つ白亜の建物がある。GMO所有の迎賓館「GMOマリーナ&スパ佐島」だ。地上3階建て。リビングは2階まで吹き抜けで、大きな窓の向こうには屋外プールと青い海。船舶を繫留できる桟橋も隣接している。

 熊谷代表はここにヘリで向かう。しかも自ら操縦桿を握り、近隣のヘリポートに降り立つ。住民は発着時の騒音に眉をひそめるが、熊谷氏は気にも留めていないのか。騒々しい音楽が鳴り響く迎賓館で客らに酒を振る舞い、満足げな笑みを浮かべるのが常だという。

 だが11月2日、記者会見に臨んだ熊谷氏の面持ちは一転して神妙だった。今回の情報流出を招いたシステムの脆弱性が2年前には判明していた件について、

「専門家からシステム上の課題の指摘を受けていたことも事実です」

 と陳謝。会見半ばには涙ぐむ場面すらあった。

 経済部デスクが言う。

「GMOの2025年12月期の連結決算は17期連続増収で売上高2856億円、営業利益も過去最高の571億円を記録しました。業績は好調ですが、じつは株主総会での熊谷氏の信認率は5割台と低い。株主からガバナンスを疑問視する声も上がっていたのです。香港のアクティビスト・ファンドが〝熊谷氏のプライベートジェットの燃料費を会社が負担しているのはおかしい〟などと問題提起したこともあります」

 25年12月期の有価証券報告書によれば、GMOは熊谷氏の資産管理会社に「航空機及び船舶の利用」として年間3億5800万円もの巨費を支出している。

「熊谷氏は〝仕事で使っているのだから、会社が負担するのが筋〟と主張しています。が、公私の線引きは曖昧です」(同)

 現在、熊谷氏はヘリコプター「SKY KUMARKⅡ」(推定価格10億~13億円)のほか、プライベートジェット「SKY KUMARKⅢ」(同107億~117億円)や、GMO名義のクルーザー「SEA KUMARKⅡ」(同2億~5億円)、「SEA KUMARKⅢ」(同12億~15億円)などを保有する。それらの燃料費を会社に負わせるのはおかしい、と株主は指摘したわけだ。

「所有機や船舶に自身の苗字にちなんで『KUMA』の名を冠し、機体や船体にもクマのマークをあしらうなど、たしかに熊谷氏個人の趣味の要素が濃いと思います」(熊谷氏を知る関係者)

 自身が操縦するヘリもまた、銀色の胴体部分に黄色いクマのマークがペイントされている。迎賓館の近隣住民が言うには、

「熊谷さんのヘリは2、3年前までは本当に頻繁にやってきていました。在宅で働く私の妻がそれですっかりノイローゼ気味になってしまって……。クマのマークが入った機体が大音響とともに近づいてきて、超低空でうちの屋根をかすめて行くんですから。それは恐ろしいですよ」

 怒りは収まらない。

「特に夏休みの時期になると、週に何度も来るんです。飛行準備のためなのか、ヘリポートではしばらくアイドリングよろしくプロペラを回し続けるし。〝ガボガボガボ〟という轟音が響いてね。あたりは重油のようなにおいもして、不快で仕方ないですよ」(同)

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