かつては東京都内であっても中学受験をする児童は「学年で数えるほど」という地域が多かったが、いまでは様相が一変している。クラスの半数が受験組で、試験直前の1月になると体調管理のためにその多くが登校しなくなる、というのが当たり前の状況となっている。
「中学受験の市場は過熱状態にあると言っていいでしょう。受験者数で見ると、2024年の入試では前年比で微減したものの、それまでは増加の一途を辿っていて、2023年にピークを迎えました。受験率で見ると、2024年は過去最高の18.12%。来年も同じくらいの水準だと予想されています」
と語るのは、教育ジャーナリストで学習塾業界誌『ルートマップマガジン』編集長の西田浩史氏。
「中学受験人気の要因は色々ありますが、“中学受験を経験して大学を卒業した世代が親になった”というのが、一番の要因だと思っています。自分たちが経験しているからこそ、学校選びにも塾選びにもシビアになり、それが市場全体の過熱に繋がっている。今の親御さんは、皆さん受験について本当に詳しいですよ」……