炭鉱町の百年食堂
北海道の三笠市幾春別(いくしゅんべつ)地区は札幌から車で40分ほどの距離にある。札幌から富良野へ向かう街道沿いの元炭鉱町である。幾春別は三笠市と岩見沢市を流れる幾春別川の近くに位置する。幾春別川を流れる水、地下水に恵まれた地区で、川が地域の水供給、環境保全に重要な役割を果たしている。もっと簡単に言えば豊かな森林、清冽な水が流れる川の土地だ。幾春別はアイヌ語で「それの・向こう側・にある川」という意味だ。
「それ」とは何か。
「それ」とは本稿のキーワードだ。本稿巻末まで「それ」の存在は明かさない。なので、この箇所でやめずに、全文、読んでいただけたらとこいねがう。