『博士の異常な愛情』。1964年、即ちキューバ危機の翌々年に公開された米英合作映画。監督はスタンリー・キューブリック。狂気に駆られた米空軍の指揮官がソ連への核攻撃の偽命令を発し、数十機がソ連領空へ突撃。気づいた米国大統領は幸いにも正気だったので即座に作戦を中止させようとするが、1機だけどうしても呼び戻せない。通信機器が壊れている! 米ソ首脳はホットラインで協議。米国は泣きつく。仮に核攻撃が行われてしまっても勘弁してもらえまいか。が、ソ連は無理と答える。そうなったらたくさんのコバルト爆弾が炸裂する自動的な報復装置が既に起動していて、もはや人間には止められぬのだという。物語に救いなし。問題の1機はソ連の防空網を潜り抜け見事に任務を果たしてしまう。嗚呼、ついに人類の終わり!
Vol. 8
昔、コバルト爆弾 今、ミュトス級 AI?
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