教育

“人工知能大国”イギリスの名門校「NLCS」がAI導入に慎重な理由

2026年8月2日


<span>“人工知能大国”イギリスの名門校「NLCS」がAI導入に慎重な理由</span>
NLCS Kobeの授業風景

 急速に進化する AI 時代において、教育の在り方も変化の時を迎えている。国際バカロレア(IB教育)のディプロマ認定校として英国トップ、世界第2位の教育を行うインターナショナルスクール「North London Collegiate School(NLCS)」では、AI に依存した学びではなく「問いの力」を核とした学びを大切にしているという。

NLCS誘致の立役者になった地元カーディーラー

 昨年秋、神戸に開校したNorth London Collegiate School Kobe(NLCS Kobe)はイギリスに本校を置くインターナショナルスクールだ。

 本国イギリス校は世界的に参加校が増えている国際バカロレア(IB)教育のディプロマ認定校として国内1位、世界2位という高い評価を受けている。本国で培ったIB教育を柱に、神戸校では日本らしさを取り入れた新しい授業を展開する。

「問題を立てることができれば、答えはAIがすぐに出してくれる時代です。自分で問いを持つ力が求められる時代になってきました」

 と話すのはNLCS Kobeのプロジェクト責任者、八光エルアール株式会社の代表取締役・池田浩八氏だ。

 NLCSの国際校はイギリス本校の直営校ではなく、現地の教育事業者や企業グループとのパートナーシップによって設立されている。NLCSは各校の教育品質を管理・支援する一方、学校の設立や運営は各国のパートナーとの連携で行われていく。日本のパートナーとして名乗りを上げたのが池田氏の会社だ。

 同社は関西を中心に展開する高級車の販売ディーラーなのだが、世界中のディーラー経営者との交流が深まる中、気づいたのが欧米系のビジネスマンが強固なコミュニティを形成していることだった。特にオックスフォードやハーバード、そしてボーディングスクール出身者たちが築き上げたネットワークは強かったという。

「日本人は優秀なのに、同窓でないだけでボードに乗れないことがある」

 この悔しさが日本に世界トップレベルのボーディングスクールを設立する夢へと駆り立てたと話す。

全国に広がりはじめたIBディプロマ認定校

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