7月10日、自民党の小林鷹之政調会長が衆院議院運営委員会で「皇位の男系継承は2600年以上にわたって先人たちが守り抜いてきた皇室の伝統です」と発言した。小林議員は保守を自称する。だが保守でありながら、日本の歴史については無知なようだ。『日本書紀』を読んだこともないのだろうし、小学生レベルの日本史知識も欠落している可能性がある。
2600年前といえば弥生時代である。考古学的には列島を支配する統一王朝はなかった。有力説によれば、今から1800年近く前の3世紀半ばから前方後円墳体制と呼ばれる初期国家が胎動し、7世紀から8世紀にかけて中央集権体制が整えられていった。