<span>降る雨や昭和も遠くなりにけり</span>

 先日、原稿が思いがけなく早く書けて、つぎの予定まで時間があまってしまった。

 これというテレビ番組もないし、本を読むには短かすぎる空白の時間である。

 しかたがないので、机の上の電子辞書を開いてサーフィンする。

 私が文章を書くことを生業(なりわい)としたのは、二十代の半ば頃からである。これまで七十年ちかく原稿用紙に字を書いて暮してきた。

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