アップル社が初代iPhoneを発売したのは、2007年のことだった。約20年間で、スマホはただの電話を超えて、「社会への入場券」になりつつある。LINEでの連絡やネット検索はもちろん、銀行の認証までがスマホ前提になった。もはやスマホなしで暮らすのは難しい。日本政府もようやくデジタル化に本腰を入れ始め、マイナンバーカードもスマホに搭載できるようになった。
言い換えれば、新商品や新サービスが社会インフラとして定着するには、相応の時間がかかるということなのだろう。一度の発明が社会を変えるわけではない。発明を前提に社会が作り直された時、初めて歴史的な技術になるのだ。