この著者の記事
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イラン現体制が迷い込んだ政治の隘路(上)――欠ける展望、失われる秩序、米軍介入の可能性
昨年末からの大規模抗議デモは現時点では鎮静化したが、過去と桁違いの死者が出たのは間違いない。イランの体制は新たな抗議デモが起きるたびに、強権的対応へと傾いている…
2026年2月9日
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イラン現体制が迷い込んだ政治の隘路(下)――欠ける展望、失われる秩序、米軍介入の可能性
体制側にも体制転換を求める側にも将来の展望が欠けたまま、軍部の発言権は日に日に強くなっている。米軍の介入はこの閉塞を破るかもしれないが、ベネズエラ式の軍事作戦に…
2026年2月9日
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新たな最高指導者を選出したイラン・イスラーム共和制の生存戦略――体制のレジリエンスは米国の継戦意欲を上回るか
体制護持を至上の課題とする指導部は、体制のレジリエンスが米国の継戦意欲を上回ると確信しており、徹底抗戦でこれを乗り切ろうとしている。米・イスラエルが新たな最高指…
2026年3月11日
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保守穏健派の大物政治家ラーリージャーニーの殺害が閉ざすイランとの交渉可能性
革命防衛隊とも政府の穏健派・改革派とも協調できる現実主義者は、米・イスラエルが出口戦略を描くならば重要な役割を果たしうる人物だった。昨年8月にイランの外交・国家…
2026年3月19日
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ホルムズ海峡封鎖の解除に向けて想定すべき対処シナリオ
イランにとって海峡封鎖は米国に圧力をかける最大の「切り札」だ。このカードを開戦早々に切らされたとはいえ、今後も封鎖の強度はコントロールできる。米軍が上陸作戦に踏…
2026年4月5日
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バイデン「中東訪問」の成果地域安全保障アーキテクチャの構築へ
「成果なし」との批判を浴びたバイデン大統領の中東訪問だが、地域諸国との防衛協力の再開に向けた環境整備という目的は果たされた。将来的な「防空」「海洋安全保障」での…
2022年7月29日
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日本・カタール「関係修復」のカギを握るLNG権力構造
LNG(液化天然ガス)の長期大口契約の終了が、カタールとの蜜月に水を差したのは2021年11月。エネルギーの安定調達が焦眉の急となったいま、日本は政府をあげてカ…
2023年3月8日
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【再掲】それでもイランは地域大国であり続ける――「12日間戦争」で傷ついた威信と試されなかった体制のレジリエンス
“体制転換後”の政治基盤になりうる勢力が不在のイランは、かつてのアフガニスタンやイラクとは異なっている。イスラエルの攻撃から受けた被害は甚大とはいえ、一方で地…
2025年12月19日
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「脱炭素化ビジネス」を中東外交の新たなレバレッジに位置付けよ――岸田首相の湾岸諸国歴訪が持つ意義とは
安全保障色が強かった安倍政権の中東外交に比較して、岸田首相の湾岸諸国歴訪はビジネス、特に脱炭素分野の関係深化が前面に押し出されるものになった。「脱エスカレーショ…
2023年8月7日
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ウクライナ和平会合、参加国拡大でサウジが示した「グローバル・サウス動員力」
サウジアラビアのジェッダで開催されたウクライナ和平会合の参加国は6月のコペンハーゲン会合のほぼ3倍、前回不参加だった中国をはじめ中東や南米諸国も新たに代表を派遣…
2023年8月10日