今月の5読

AIが世界を変えるとき、同時に変わる「わたしたち」――2026年10月の5読

AIは、ついにPCやスマホの外へと出ようとしています。

 

ロボットなど、現実世界を認識し、自ら動く「フィジカルAI」。製造業やロボティクスの蓄積を持つ日本には、大きなチャンスがあると言われていますが、AI開発の震源地であるアメリカでは、加速する技術への警戒感も広がっています。ですが、巷には「AIをどう使うか」を説く記事が溢れるばかり。いま問うべきは、その逆なのではないでしょうか。すなわち、AIを使うことで、人間の思考や判断、身体はどう変わっていくのか――。

 

翻訳家の青木薫さんは連載「イノベーションの生まれるところ」で、普及価格帯の汎用ヒューマノイドにとって最も重要なのは“手”だと指摘します。ジャーナリストの高口康太さんは中国への現地取材と併せて中国でのロボットのChatGPTモーメント、すなわちいつ実用的になるか、あるいは実用的と認識されるか、という議論に踏み込みます。また世界的SF作家であるテッド・チャンさんはAIの意識の問題について批評性の高い言葉で語り、古市憲寿さんの『コミュ力不要の社交術』では 「AIが進化して人間にとって最も重要なもの」を指摘します。そしてベンチャーキャピタリストの佐俣アンリさんはAI時代における写真表現の変化、その面白さを熱く説きます。

 

AIが世界を変えるとき、同時に変わる(変わってしまう)「わたしたち」。そうした視点からわたしたちの未来を考えてみましょう。

2026-10

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