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Vol. 10

【九州・沖縄編】北と南の二強、流入する関西資本、地元名門塾の“三つ巴”の行方

2026年6月23日


<span>【九州・沖縄編】北と南の二強、流入する関西資本、地元名門塾の“三つ巴”の行方</span>
“TSMC効果”は塾市場にも影響(写真は熊本工場)

本州から関門海峡を越えた先に広がる九州の地では、独自の教育経済圏が根付く。福岡発の「英進館」と鹿児島発の「昴」が九州各県で激しくぶつかり合う傍ら、本州からの“刺客”や地元に古くから根付く名門塾が三つ巴の体をなす。その前線は、中学受験市場の拡大が著しい沖縄にも広がり――。

九州最強の「英進館」

 ラ・サール、久留米大学附設という超名門中高一貫校を頂点に、修猷館、熊本、鶴丸、長崎西、大分上野丘といった公立校など、名だたるトップ中学・高校が並ぶ九州。これらの合格実績こそが、長年、学習塾の序列を決める絶対的な物差しとなっている。

 各県に根付く名門塾はあるが、九州における勢力争いの中心は、北の英進館と、南の昴に他ならないだろう。この二強を筆頭に、上位層の受験市場は活況を呈している。また少子化によって中堅層をメインターゲットとした塾の教室閉鎖や統廃合も目立ちつつあるが、上位層の生徒の絶対数も減っていくことを見据え、これまで塾の利用者が限られていた中堅層をいかに取り込むかが同地域の塾にとっての重要課題となりそうだ。

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