生まれて初めてぎっくり腰になった。しかもパリで。お洒落なのか、ただ間抜けなのかわからない。その日はルミネ社長の表輝幸さんと音楽家の渋谷慶一郎さんとランチをしていた。ちょうどルミネが日本ブランドを紹介するポップアップをパリで開催していたのだ。二時間ほど食事をして立ち上がろうとした時だ。腰が固まったように痛み、全く動けない。
実は少し前から違和感はあった。原因は座りすぎだと思う。パリに来る前にバルト三国を移動していたが、列車やバスの長時間移動が多かった。さらにリトアニアの首都ビリニュスからパリへの直行便が欠航となり、急遽ヘルシンキ経由でパリに来る羽目になった。しかもただの欠航ではない。初めは30分の遅延と発表されていたのが、一時間、二時間となり、最終的には五時間の遅延が覆り欠航となった。航空会社として欠航させたくない気持ちはわかるが、粘りすぎである。