経済・ビジネス

微細化の象徴「ムーアの法則」の誕生から終焉まで 半導体産業で起こる“ベクトル転換”の先に

2026年8月31日


<span>微細化の象徴「ムーアの法則」の誕生から終焉まで 半導体産業で起こる“ベクトル転換”の先に</span>
NVIDIAのジェンスン・フアンCEO (C)REUTERS/Manami Yamada

気づけば「2ナノ」は量産化、今や「1.4ナノ」の開発が世界で競われている構図だが、“微細化”の物理的な限界を受け、半導体業界には新たな潮流が生まれつつある。 いわば「ムーアの法則」からのベクトルの転換であり、その先には、我が国の産業の勝ち筋も見え隠れする。(敬称略)

「ムーアの法則」が確立するまで

 ビジネスの世界に身を置く人なら、米インテル共同創業者ゴードン・ムーア(1929〜2023年)の来歴は知らなくても、「ムーアの法則」という言葉は耳にしたことがあるだろう。

「半導体の集積率(性能や組み込まれるトランジスタの数)が18〜24カ月で2倍になる」

 集積回路の進化の道筋をこう予測した理論が長く信奉されてきたが、この数年「ムーアの法則」の終焉・限界説がしきりに取り沙汰されるようになってきた。これは半導体産業の重大なベクトル転換を意味している。

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