テクノロジー

ランサムウェア攻撃マニュアル漏洩「仲間割れ」から学ぶサイバーセキュリティ

2021年8月17日


<span>ランサムウェア攻撃マニュアル漏洩「仲間割れ」から学ぶサイバーセキュリティ</span>
攻撃グループにも「掟」がある(写真はイメージです)

ランサムウェア攻撃グループは冷血だ。金を払わせるために、あの手この手で被害者をとことん追い詰める。だが、金目当てで集まっているメンバー間で仲間割れし、攻撃グループの運営側が手痛いしっぺ返しにあうことも稀にある。身代金要求されたランサムウェア攻撃グループさえあるのだ。

 

 ロシア語圏で活動しているランサムウェア攻撃集団の「Babuk(バブック)」は、今年初頭に誕生したばかりの比較的新しい集団だ。輸送、医療、プラスチック、電子機器、農業関連の業種を主に狙って攻撃している。

 今年4月には、なんと米ワシントンDC警察にランサムウェア攻撃を仕掛け、250ギガバイトもの大量の機密情報を盗み取った。そして、400万ドル(約4億4000万円)の身代金を払わなければ、犯罪捜査情報や警察への情報提供者の個人情報などを暴露すると脅迫したのである。

 その後、バブックは交渉決裂を宣言、盗んだ情報を5月にオンライン上に暴露した。その中には、米連邦捜査局(FBI)やシークレットサービスなどからワシントンDC警察が受け取っていたジョー・バイデン大統領の就任式における警備情報も含まれている。……

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