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ウクライナ侵攻:ロシア「制裁への報復」サイバー攻撃に備えよ

2022年3月4日


<span>ウクライナ侵攻:ロシア「制裁への報復」サイバー攻撃に備えよ</span>
日本にとっても対岸の火事ではない (C) Photographer RM/shutterstock.com

ロシアによるウクライナ侵攻は、サイバー空間が作戦領域の1つであることを現実問題として世界に突き付けた。ロシアはサイトの改竄、DDoS攻撃、データ破壊型コンピュータウイルスなどあらゆる手段を使って、ウクライナ政府機関や重要インフラへサイバー攻撃を仕掛けていると見られる。被害が国境を越えてドミノ式に広がる可能性もあり、日本にとっても対岸の火事ではない。


 昨年末以来、ウクライナ情勢が緊迫化する中、ウクライナ政府だけでなく欧米政府も警戒を強めてきたのが、ロシアからのサイバー攻撃だ。何故ならば、ロシアは、軍事攻撃に情報操作やサイバー攻撃を組み合わせ、戦略目標を達成する「ハイブリッド戦」を今までも行ってきたためである。

 よく知られているのが、2014年のクリミア併合時の事例だ。ロシアは軍事侵攻前に大規模なサイバー攻撃を行い、ウクライナ軍の通信をダウンさせてしまった。また、ソーシャルメディアを使って偽情報を広げ、マスコミにも取り上げられるようにし、ウクライナ国内における混乱拡大を招いたのだ。

制裁措置への報復としてのサイバー攻撃

 現在懸念されているシナリオは4つある。

 第1に、ウクライナ軍や政府の対応を妨害し、国内でパニックを引き起こすため、ウクライナ国内の電力、交通、金融、通信などの重要インフラ企業に業務妨害型のサイバー攻撃を起こすことだ。……

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