テクノロジー

【Exclusive】仮想通貨大手バイナンス「イランと取引」で制裁違反か?

2022年11月12日

暗号資産交換業最大手のバイナンスがイラン最大の同業ノビテックスとの間で2018年以降も80億ドル(約1兆1104億円)に上る取引を行い、米国の対イラン制裁違反に当たる可能性が指摘されている。主に使用された仮想通貨は匿名性の高いトロン。ノビテックスは顧客に対して、バイナンスにデジタルウォレットを開設し、制裁回避のためにトロンを使用すること推奨していたという。

[ロンドン発(ロイター)]暗号資産(仮想通貨)交換業最大手のバイナンスが、アメリカの対イラン制裁が再開された2018年以降もイランと80億ドル相当の取引を行ってきたことがわかった。ブロックチェーンデータ分析大手の米チェーンアナリシス社によると、80億ドルのうち78億ドルは、バイナンスとイラン最大の暗号資産交換業ノビテックスの間で取引されていた。

 バイナンスを経由したイラン資金の4分の3は、匿名性の高いトロンと呼ばれる暗号資産で、ユーザーに身元を隠して使う選択肢を用意している。ノビテックスはウェブサイトで、「制裁のせいで資産を危険に晒すことがないよう」匿名取引をするために、トロンの利用を奨励していた。

 イランの資金はトロンの他に、ビットコイン、イーサ、テザー、XRP、あるいは小規模なライトコインといった仮想通貨を使って取引されている。

 バイナンスがイランの仮想通貨を取引し続けていること、そしてそれがどのくらいの額に上るのかということは、これまで明らかにされてこなかった。……

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