●上位10%の超富裕層が消費の半分を担う「セレブ経済」の行方は?
新潮社がお届けする経済・国際情報番組「WEEKLY BUSINESS BOOKMARK」。今週は経済アナリストの安田佐和子さんと、有権者がトランプ政権2期目に初めて審判を下すイベントとなった、11月4日の主要な選挙結果を深掘りします。
ニューヨーク市長選では「民主社会主義者」ゾーラン・マムダニ氏(34歳)が低支持率からの大逆転勝利を収めました。この背景にはアメリカ経済の深刻な格差、すなわち「K字型消費」があります。上位10%の富裕層が消費の半分近くを支える一方、ワンルームで50万円ともなる家賃や食費の高騰に苦しむ低所得層や若年層の生活不安がマムダニ氏への圧倒的な支持につながりました。
特に若年層では学生ローンやクレジットカード、自動車ローンなどの深刻な延滞が増えており、家計の逼迫が明らかになりつつあります。AI普及による雇用不安もそこに追い打ちをかけています。……