政治

オルトライト、ナトコン、テック右派…トランプを生んだアメリカの「シン・保守」入門

2026年5月20日


<span>オルトライト、ナトコン、テック右派…トランプを生んだアメリカの「シン・保守」入門</span>

 アメリカ政治思想史に詳しい神戸大学大学院国際文化学研究科教授の井上弘貴氏は、「第2次トランプ政権の支持基盤となっている保守層は、かつての共和党政権を支えた層とは明らかな違いがある」と指摘する。白人至上主義的かつ男性中心主義的な「オルトライト」、イスラエルのシオニズムにも通ずる「ナトコン」、そしてAI市場の爆発的成長に呼応するかのように勢力を拡大する「テック右派」とは、いったい――。

※本稿は新潮社のYouTubeチャンネル「イノベーション読書」より【オルトライト、ナトコン、テック右派、極右……トランプを生んだアメリカの「シン・保守」入門 神戸大・井上弘貴教授に聞く】を元に構成したものです。

アメリカ保守層内部で起きていた3つの「変革の波」

 アメリカの保守層の“主流派”に対し、新たに台頭する保守層を“ニューライト”(新しい右派)と呼ぶ。アメリカ政治思想史に詳しい神戸大学大学院国際文化学研究科教授の井上弘貴氏は、この“ニューライト”を3つの段階に分けて捉えることができると解説する。

「第1のニューライトは、1950年代から1960年代にかけて生まれました。ローズベルト大統領のニューディール政策への反対から始まり、リベラルな大きな国家への対抗軸として定義された保守主義です」(井上氏、以下同)……

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