※本稿は新潮社のYouTubeチャンネル「イノベーション読書」より【オルトライト、ナトコン、テック右派、極右……トランプを生んだアメリカの「シン・保守」入門 神戸大・井上弘貴教授に聞く】を元に構成したものです。
アメリカ保守層内部で起きていた3つの「変革の波」
アメリカの保守層の“主流派”に対し、新たに台頭する保守層を“ニューライト”(新しい右派)と呼ぶ。アメリカ政治思想史に詳しい神戸大学大学院国際文化学研究科教授の井上弘貴氏は、この“ニューライト”を3つの段階に分けて捉えることができると解説する。
「第1のニューライトは、1950年代から1960年代にかけて生まれました。ローズベルト大統領のニューディール政策への反対から始まり、リベラルな大きな国家への対抗軸として定義された保守主義です」(井上氏、以下同)……