高市政権の支持率が急降下している。読売新聞が7月24日から26日にかけて実施した全国世論調査でも、前回の69%から57%と実に10ポイント以上の大幅な下落となった。
政治ジャーナリストの青山和弘氏が言う。
「首相は支持率の急落をかなり気にかけており、“なんでこんなに(支持率が)下がったんや”と不満顔で、周囲に下落要因の調査を命じたそうです」
首相は20日、Xに〈総理就任以来、0時間〜3時間睡眠が常態化〉と投稿して物議を醸したが、
「自民党内にはXのポストについて“支持率の急落に首相が焦りを募らせているのではないか”との声もあります。首相はこれまで幾度となく、持病の関節リウマチや夫の介護、睡眠不足などを挙げて“頑張っている”という姿勢をアピールしてきたからです」(同)
首相は27日、国会閉会を受けた記者会見で、内閣改造・党役員人事を実施するか問われて、
「現時点で申し上げることはない」
とのみ答えた。
政治部デスクが解説する。
「通常、改造・役員人事は、役員の任期が近い9月末前後に行われることが多い。しかし、支持率低下中の場合、政権浮揚を狙って人事を前倒しにすることがあります。当面、政権は熊本地震の対応に追われていますがひと段落ついたら、早ければ8月中にも人事を断行する可能性があります」
改造が行われた場合、真っ先に内閣から外されるであろう候補は二人だ。松本洋平文部科学大臣(52)は週刊文春にW不倫疑惑を報じられて、本人も疑惑を大筋で認めている。いの一番に閣外へ弾かれるのが松本氏であることは衆目の一致するところだという。一方、林芳正総務大臣(65)は自ら閣内を去るつもりと見られる。
「林氏は“来年の総裁選出馬を視野に閣外に出たい”という意向を周囲に漏らしています。とはいえ、林氏を野に放つと、“反高市”の旗頭になって非主流派がまとまりかねない。首相の立場からすると、できれば閣内に留め置きたい存在でしょう」(同)
首相がすっかり見放した
前出の青山氏は、内閣改造の目的についてこう指摘する。
「政権運営の継続性という観点から交代させられない閣僚は留任させます。しかし、それ以外の閣僚については入閣待機組にポストを割り当てるために、交代させるのが基本的な考え方です」
この考え方に従えば、黄川田仁志沖縄・北方担当大臣(55)、石原宏高環境大臣(62)は外れることになるという。
「黄川田氏は首相の側近を自任し、昨年の総裁選でも高市選対で中心的な役割を演じました」
とは先の政治部デスク。
「しかし、黄川田氏には舌禍癖がある。首相の総裁選出馬会見では挙手した記者に対して“顔が濃い方”などと言いながら指名し顰蹙を買っています。また、昨年11月には北海道根室市の納沙布岬を訪問した際、“一番外国に近いところ”と発言。納沙布岬沖の北方領土は日本固有の領土だとの政府の立場と異なる主張と受け取られかねず、釈明に追われました。こうしたことが重なり、首相はすっかり黄川田氏を見放しているといいます」(同)