<span>「ファストフード」「弁当」「コンビニ」「外食チェーン」の中国産野菜 ホルムアルデヒド全調査「実名リスト」第3弾</span>
便利でついつい買ってしまうけど……

有害物質ホルムアルデヒドにまみれた白菜の存在が発覚して「中国産野菜」への不信感を募らせる方も多かろう。我々が口にする食品は本当に安全なのかを徹底調査した「実名リスト」第3弾では、大手コンビニ・ファストフード・弁当チェーンなどの商品を対象とする。

中国産野菜は使われているのか、各社の回答はいかに

 発がん性が指摘される有害物質に浸された白菜の出荷が判明し、やっぱり「中国産」を避けようと思っても、かの国における野菜の最大の輸出先は日本である。しかも我が国の輸入野菜の半数が中国産と聞けば、日々の食卓への懸念は尽きない。

 実際、これまで本誌が報じてきた徹底調査では、スーパーなどが扱う食品から、ファミレスや居酒屋、中華料理やそば・うどんなどの外食チェーンのメニューに至るまで、多種多様な中国産野菜が浸透している実態が浮き彫りになった。

 以下にお届けする「実名リスト」では、外食のみならず、コンビニ、ファストフード、弁当、宅配ピザの各チェーンに対象を拡大。その中で驚かされたのは、まるで事実を隠蔽するかのような回答を寄せる企業が、いくつもあったことである。

 今回も本誌は、各企業に対して、騒動となったホルムアルデヒド白菜や中国産野菜の使用の有無を質問。さらに食の安全についての取り組みまで質した。その子細は表をご覧いただきたいが、各社の回答は文書で寄せられたものに関しては、出来る限り原文のママで表記している。紙幅の都合から一部を省略する場合も文意は変えず、企業の率直な回答を伝えるように努めた。また文中の( )は正確に回答の意図を伝えるため、編集部で補足した文句も含まれる。

 まず初めは、中国産白菜の使用を認めたコンビニチェーンが、大手の3社だったことである。

 名誉のために申し添えれば、白菜を使用していた各社は、いずれもホルムアルデヒドが検出されていないことを確認済みとした。

 それぞれ濃淡はあったが、一応は回答を寄せたコンビニ各社と異なり、不誠実な態度に終始したのはファストフード業界トップの「マクドナルド」である。

 当初は本誌への回答で、中国産野菜のメニュー使用について明確に「該当なし」と胸を張っていた。

 ところが、公式HPにある秋の定番商品「月見バーガー」の派生メニューである「炙り牛すき焼き風月見」に、中国産玉ねぎが使われていることを本誌は確認。その点を指摘した再質問には一切返答がなく、無視を決め込んだのだ。公式HPによると、「プリプリエビプリオ」のにんにくや、「北海道産バターとあんことおもちの月見パイ」の小豆の一部に、中国産が使われていた。中国産野菜を使用しているメニューが複数あるのだから、運営会社「日本マクドナルド株式会社」の回答や対応は不誠実だといわざるを得ない。

 国内向けのメニューでは、千切りキャベツやポテトの原材料に中国産を含む場合がある、などと詳細に答えた「ケンタッキーフライドチキン」の姿勢とは、あまりに対照的だった。

 主力商品のサンドイッチと野菜が切っても切れない「サブウェイ」は、原材料の産地について公表を拒んできた。その理由を〈季節や天候、メニューの改定等により使用する食材および産地は日々変動するため〉というわけだが、こうした通り一遍の文言を盾にして、具体的な回答を拒む企業があまりに目立つ。

 現在供しているメニューに使われる野菜の産地がどこなのか。少なくとも「中国産なのか否か」さえも表沙汰にできないとなれば、疑いの目を向けられても致し方なかろう。

 売上高・店舗数とも宅配ピザ業界で日本一の「ドミノ・ピザ」も同様に〈複数の産地からの調達〉とした上で、わざわざ〈本社の意向により、詳細に関する情報開示は非公開〉と答えた。いったい会社のお偉方と消費者のどちらを向いているのかと嘆きたくもなる。

おすすめの記事

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

注目の特集

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

おすすめの電子書籍

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

おすすめの動画

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

ニュースレターを購読する

新潮QUEは、「問う力」を養っていくためのサブスクリプションサービスです。

無料登録する