政治

【独自】外国人留学生は「金づる」なのか:日本語学校の横暴を拒否した青年の苛酷な1年

2021年4月9日


<span>【独自】外国人留学生は「金づる」なのか:日本語学校の横暴を拒否した青年の苛酷な1年</span>
再び留学ビザを得たクオン君。コロナ禍で帰国もできず、日本語学校の言いなりになるしかなかった仲間は多い(筆者撮影)

卒業証明書がもらえない――系列校への内部進学を選ばなかったベトナム人留学生のカオ・タイン・クオン君に、日本語学校は嫌がらせを続けた。法務省の定めた基準に明白に違反する「人権侵害行為」を放置していた入管庁は、ようやく重い腰を上げたものの……。

 

 4月初め、1人のベトナム人留学生が栃木県内の専門学校に入学した。2018年7月に来日し、昨年3月に同県内の日本語学校「セントメリー日本語学院」を卒業したカオ・タイン・クオン君(26歳)だ。

 1年前の今ごろ、クオン君は行き場を失い、途方に暮れていた。セントメリー卒業後に希望していた進学は叶わなかった。彼の学力や日本語能力のせいではない。セントメリーが、専門学校や大学の受験に必要な日本語学校の「出席証明書」や「成績証明書」、「卒業見込み証明書」の発行を拒んだからである。

 セントメリーはクオン君らに対し、自らの系列校である専門学校「セントメリー外語専門学校」への進学を強要しようとしていた。証明書を発行しなかったのも、同専門学校へ内部進学させ、学費を稼ごうとしてのことだ。……

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