政治

コロンビア騒乱を引き起こした「税制改革」:窮地のドゥケ政権と勢いづく急進左派

2021年5月19日

​南米コロンビアで続く反政府デモは、発端となった税制改革法案が撤回され、関係閣僚が辞任してもなお、収拾の目途が立たない。膨れ上がった国民の不満がドゥケ政権を追い込んでいる。

 

 コロンビアでは、政府が議会に提出した税制改革法案に労組、市民団体、学生などが反発し、全国ストが打たれた4月28日以降、大規模の反政府デモが首都ボゴタのみならず主要各都市で続いている。

 新型コロナウイルス感染症拡大の第3波に襲われるコロンビアでは、外出禁止など厳しい行動規制が敷かれている。にもかかわらず、現地の報道では、5月13日時点で、170カ所で集会やデモが断続的・波状的に行われ、閉鎖された幹線道路は80本に上るという。

 生活物資の供給を含め市民生活や経済活動に影響が及んでおり、任期1年を残した右派のイバン・ドゥケ政権は窮地に立たされている。……

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