政治

「カジノ解禁7兆円」大手外資に見切られ風前の灯(下)

2021年6月30日


<span>「カジノ解禁7兆円」大手外資に見切られ風前の灯(下)</span>

実績ゼロ企業の利益供与に群がった政治家、コロナ前のシンガポール大規模IRを上回る売上見積り……強欲と皮算用ばかりが先走る空疎な「博打で国おこし」は、誰のために行われるのか。

 世の関心が「新型コロナ」と「東京五輪」に集まる陰で、「カジノ解禁」に向けた動きが着実に進んでいる。6月初めには、和歌山県がカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致を希望する自治体で初めて、IR運営を担う民間事業者を選んだ。同様にIR誘致に名乗りを上げている他の3つの地域でも、近く事業者が決まる見通しだ。

「IRによって外国人観光客が増え、地域活性化につながる」

 カジノ推進派たちはそう述べる。そんな主張を、後押しする大手メディアも少なくない。

 たとえば『日本経済新聞』である。2018年の「IR実施法」の成立を受け、誘致合戦が加熱していた翌19年夏、『日経』は〈「IRわが街に」自治体競争熱く 横浜も参入〉と題した記事で、こう書いている。……

おすすめの記事

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

おすすめの動画

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

ニュースレターを購読する

新潮QUEは、「問う力」を養っていくためのサブスクリプションサービスです。

無料登録する