政治

「子ども4人目以降1000万円」の「異次元子育て支援」試案:ゲゼル通貨という選択肢

2022年5月19日


<span>「子ども4人目以降1000万円」の「異次元子育て支援」試案:ゲゼル通貨という選択肢</span>

深刻な少子化が継続し、人口減少が加速する日本。テスラCEOのイーロン・マスク氏が「日本はいずれ消滅する」と衝撃的な予言も。少子高齢化のトップランナーである日本の対応が注目される中、「子ども1人当たり1000万円の現金支給」など、大胆な子育て支援を行うべきという声も上がっている。ただ、こうした政策の当否を分けるのは財源の問題だ。

   日本はいま様々な問題を抱えているが、最も深刻な問題は人口減少だ。周知のとおり、日本の総人口は今後100年間で急激に減少し、2080年頃には2010年と比較して人口が半減することが見込まれている。しかも、国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口」(平成29年推計、出生中位・死亡中位)によると、人口減少のスピードは今後勢いを増していく。

   現在の人口減少率はまだ僅かだが、2025年は0.50%、40年は0.79%、60年には1%となる。「減少率」で見ると大きな減少に見えないものの、「減少数」で把握すると印象が異なる。

   2025年の人口減少数は62万人、40年は88万人、60年は94万人という予測である。62万人という減少数は、現在の東京都江戸川区の人口に近く、94万人という減少数は現在の千葉県千葉市の人口(約96万人)や東京都世田谷区(約90万人)に近い。この規模の人口が、日本から毎年消えて行くのだ。

   では、人口減少の主な要因は何か。それは深刻な少子化だが、出生数の低下は一層加速し始めている。コロナ禍にもかかわらず、2021年の出生数は80万人割れを何とか回避できた模様だが、2022年には80万人を割り込む可能性がある。……

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