政治

タイ政治に嵐の予感 首相を待つのは「任期延長」か「クーデター」か「党内反乱」か

2022年7月28日

クーデターから8年が経つタイではプラユット首相の任期切れが近づいている。憲法裁判所が異例の「延長」を認めたとしても、政権基盤は盤石ではない。与党PPRPは分裂を繰り返し、後見役のプラウイット副首相との間には隙間風が吹き、野党タクシン派は復権に向けて戦いの狼煙を上げている。

 

 タイでは「政治の風」が吹き始めた。

 第一関門であるプラユット・チャンオチャ政権主要11閣僚に対する不信任審議は4日間続き、7月22日の採決で退けたはしたものの、与野党僅差状況が解消されたわけではない。プラユット政権の政権基盤は脆弱なままであり、タイ政治の不透明な状況は依然として続く。

 第一関門を越えたプラユット政権ではあるが、その前途には首相在任期問題と、2019年3月総選挙から4年が過ぎたことで待ったなしに迫る総選挙という2つの難関が待ち構えている。……

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