テクノロジー

【Exclusive】米企業を装い8000近いアプリに入り込んでいたロシア・ソフトウエア会社

2022年11月19日

アップルやグーグルのオンラインストアで販売されている8000近いアプリに、密かにロシアのソフトウエア会社のコードが埋め込まれていた。このコードを使用していたアプリには、センシティブな情報を扱う米疾病予防管理センター(CDC)や米陸軍のものもあり、ロシア当局に情報が漏出しないか懸念が生じている。

[ロンドン発/ワシントン発(ロイター)]米企業と名乗っていたソフトウエア会社「Pushwoosh」が、実はロシア企業であることをロイターは掴んだ。アプリ情報サイト「アップフィギュアズ」によると、Pushwooshのコードは、アップルやグーグルのオンラインストアで販売されている8000近いスマホアプリに埋め込まれている。

 ロシアで公開されているPushwooshの公開書類をロイターが確認したところ、同社はロシア政府に税金を納めるロシア企業として登記されており、シベリア地域のノボシビルスクに本社があるデータ処理も行うソフトウエア会社だ。従業員は約40人で、昨年の収益は1億4327万ルーブル(約240万ドル=約3億3000万円)だった。

 しかしながら、ソーシャルメディア上とアメリカにおける登記では、カリフォルニア、メリーランド、ワシントンDCなど に拠点を置くアメリカ企業ということになっている。

 Pushwooshは、ソフトウエア開発業者がスマホアプリユーザーのオンラインでの活動を把握し、それぞれに合わせたプッシュ通知をPushwooshのサーバーから送れるようにするために、コードとデータ処理サービスを提供している。ホームページでは、センシティブな情報は収集していないと宣言しており、ロイターも、同社がユーザーデータを不正に利用した証拠は見つけていない。ただし、ロシア当局は、地元企業に対してユーザーデータをロシアの治安機関に渡すことを義務付けている。……

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