政治

無人機とロケット砲で「明白な敵」を挑発する北朝鮮:高まる朝鮮半島の軍事的緊張

2023年1月24日


<span>無人機とロケット砲で「明白な敵」を挑発する北朝鮮:高まる朝鮮半島の軍事的緊張</span>

金正恩党総書記は昨年末、韓国を「明白な敵」と断言。それに合わせるかのように無人機の韓国侵入や多連装ロケット砲発射といった軍事挑発を行った。さらに核戦力の強化を指示し、対決姿勢を強めている。

 戦争が続くウクライナから目が離せないが、年末から年始にかけて、朝鮮半島情勢も緊張を高めている。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が韓国を「明白な敵」と断言し、戦術核や核弾頭の大量生産を宣言した。これに対し、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領も「一戦を辞さない覚悟で」と軍に訓示し、米国と核に関する共同演習を議論していると述べるなど、極めて強硬な姿勢を見せた。さらに尹大統領は、北朝鮮の核危機がさらに深刻化すれば、という条件付きながら核武装の可能性にも言及し、波紋を呼んでいる。こうした状況を、年末の朝鮮労働党中央委員会第8期第6回全員会議(総会)の内容とともに報告する。

韓国へ無人機5機侵入するも撃墜できず

 北朝鮮は昨年12月26日、無人機5機を飛ばし、韓国側へ侵入させた。韓国軍は同日午前10時25分頃から、北朝鮮の複数の無人機が韓国内に侵入したことを確認した。

 このうち4機は南北の境界近くの江華島上空を飛び、約5時間飛行して黄海側へ抜けていった。残りの1機は京畿道金浦と坡州の間から南側に侵入し、南東方向に進んでソウル上空に入った。ソウルでは、尹錫悦政権の大統領府のある龍山区まで侵入したとみられた。……

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