2023年10月7日のハマスによるイスラエルへの大規模奇襲の後、実は、目に見えにくいサイバー空間でも、イスラエル側とパレスチナ側にハッカー集団が分かれて、戦いを繰り広げている。イスラエルのセキュリティ企業「チェック・ポイント」によると、紛争開始から10日あまりでイスラエルへのサイバー攻撃が18%増となった。政府や軍へのサイバー攻撃の数は、紛争開始前と比べ、52%増となっている。
100ものハッカー集団が入り混じり、サイバー攻撃の応酬が続く。イスラエルの味方をしているハッカー集団の数は20、パレスチナ側の味方をしているのは77に及ぶ。中立の立場を取り、双方を攻撃しているハッカー集団も3つ確認されている(インドのサイバー脅威インテリジェンス企業「ファルコンフィーズ」の調査)。
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現時点で目立つのは、ウェブサイトやオンラインサービスのダウンを目的とした「DDoS(ディードス)攻撃」である。高度な能力を持たなくても、ツールを使えば簡単にDDoS攻撃を行え、相手のサービスを邪魔できる。
ウェブサイトの改ざんも行われており、NHKによると、10月25日には都内のペットサロンのウェブサイトが被害に遭った。親パレスチナのハッカー集団「IRoX Team」が犯行をテレグラム上で認めている。このハッカー集団は、イスラエルだけでなく、インドやオーストラリア、英国、カナダなどもイスラエルの支援国だとして、サイバー戦争を宣言している。……