政治

「中東ユーラシア」に立ち上がる「非米」の枠組みから世界を視る

2026年1月6日


<span>「中東ユーラシア」に立ち上がる「非米」の枠組みから世界を視る</span>

 

中東とユーラシアを「一体」として捉える

 2025年は中東とユーラシアの情勢が大きく動いた1年だった。

 イランの核開発を問題視するイスラエルが6月に攻撃に踏み切り、アメリカも対イラン攻撃に加わった。2023年10月以来続いてきたイスラエルとハマースの紛争も、25年9月にイスラエルがカタルの首都ドーハでハマース幹部を標的とした空爆を決行して大きな緊張が走ったが、10月初旬にはドナルド・トランプ米大統領が提示した20項目からなる「ガザ紛争終結のための包括的計画」を当事者双方が受け入れた。予断を許さない状況にはあるものの、大規模な戦闘がひとまず終結したことの意義は大きい。

 ユーラシアに目を転じれば、5月にはインドが前月に同国のカシミール地方で発生したテロを受けてパキスタンに越境攻撃を行う事態が発生した。印パ停戦合意の「仲介」をしたというトランプ大統領の主張をめぐり印パの受け止めが分かれ、印米関係が悪化する一方で米パが急速に接近するという事態が生じた。ロシアのウクライナ侵攻をめぐってはアメリカによる和平案を当事者双方が受け入れるには至っていないものの、ウラジーミル・プーチン大統領は12月に訪印しナレンドラ・モディ首相と会談したほか、中央アジアのトルクメニスタンでトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領とも会談するなど、首脳外交を活発化させている。……

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