ロシアが核開発を含む軍事力強化に「全面的な支持」
7月18日、崔善姫(チェ・ソニ)外相が専用機でモスクワに向かい、19日にクレムリンでウラジーミル・プーチン大統領と会談した。朝露間の包括的戦略パートナーシップ条約の精神に則って同盟関係をさらに強化していく意志が確認され、各分野で交流と協力を拡大発展させることについて話し合われたという。
20日にはセルゲイ・ラブロフ外相との間で第3回戦略対話が行われた。「公報文」では、建設的かつ有益な戦略的意思疎通が行われ、「討議された全ての問題で見解の一致を見た」とされた。また、双方は「情勢の変化にかかわらず、両国関係の百年大計のための多面的な強化発展を加速化していく確固たる政治的意志」を確言したという。現在の蜜月関係はロシア・ウクライナ戦争の長期化によってもたらされたが、今後、兵器の供給元として北朝鮮の重要性が低下するような局面が訪れても両国関係を堅持したいという金正恩(キム・ジョンウン)政権側の思惑が反映されたものと言える。双方は、「地域的および世界的な安全保障上の挑戦に効果的に対応するための解決策を模索し、閣僚級戦略対話をはじめ両国の対外政策機関間の意見交換を各レベルで引き続き行う」ことで合意した。
さらにロシア側は、主権的権利と安全利益を守るための北朝鮮側の「全ての努力と措置に全面的な支持」を表明した。核開発を含む北朝鮮の軍事力強化に重ねて賛意を表明したものと捉えうる。
ロシア派兵の記念館建設で功労者に「尊名時計」授与
27日の「祖国解放戦争勝利」、すなわち朝鮮戦争休戦の記念日を前にした記事が例年通り掲載されている。25日付第2面下段では、朴泰成(パク・テソン)内閣総理ら「国家の指導幹部」が戦争老兵たちの家庭を訪問したことが報じられ、添えられた写真には21日にモスクワから帰国した崔善姫や金成男(キム・ソンナム)朝鮮労働党中央委員会国際部長らの姿もあった。対外関係を担う幹部も、金正恩国務委員長の手足として国内行事に参与している様子が窺える。
22日付は、万寿台(マンスデ)創作社の創作単位と幹部、創作家に対して党・国家表彰が授与されたことを報じた。4月にオープンした海外軍事作戦戦闘偉勲記念館の建設で功労を立てたことに対する表彰である。授与式には党中央委員会の朱昌日(チュ・チャンイル)書記が出席した。
最高人民会議常任委員会の政令が読み上げられた後、彫刻創作団などに「朝鮮労働党総書記表彰状」「国旗勲章第1級」「功労形象団称号」が授与された。また、「金正日(キム・ジョンイル)勲章」と、金正日の名が刻まれた「尊名時計表彰」がそれぞれ1人ずつに授与された。他にも「朝鮮労働党総書記表彰状」が3人、「人民芸術家称号」が3人、「功労芸術家称号」が4人、「国旗勲章第1級」が2人、「労働勲章」が3人、「国旗勲章第2級」が5人、「国旗勲章第3級」が9人、「功労メダル」が18人に授与されたことが紹介された。