政治

いったん解放された「白紙運動」参加者が逮捕されている習近平が恐れる「社会派女性」

2023年2月7日

中国で「習近平、下台(退け)」の声が上がり、ゼロコロナ政策の撤回につながった「白紙運動」の参加者が、いったん解放された後で相次いで逮捕されている。「若い女性」、「高学歴」、「社会問題への高い関心」といった逮捕者の共通点から見えるのは、「社会派女性」の結束を恐れる習近平指導部の強い警戒感だ。

 人口の8割に当たる11億人以上が新型コロナウイルスに感染したとされる中国で、習近平国家主席が3年も固執し続けた「ゼロコロナ政策」を撤廃するきっかけとなったのは、2022年11月末に全国各地で自発的に抗議した大学生ら若者による「白紙運動」の広がりだった。

 白紙運動の特徴は、中心となる組織や人物、あるいは大学を超えたネットワークが背後にないことだが、参加者には「若い女性」、「高学歴」、「社会への高い意識と責任感」、「ジェンダー問題への関心」などの共通点がある。

 警察は当初、デモ参加者を事情聴取し、すぐ解放する対応を取ったが、昨年12月18日から方針を一転し、いったん不問にした若者を次々と逮捕している。この強硬方針は何を示しているのか。

チャット友達とデモに参加した26歳女性

 26歳の女性、曹芷馨(ソウ・シケイ)は、白紙運動に参加したことで逮捕された女性の1人だ。……

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