2024年、過去最高となる3687万人もの外国人観光客が日本を訪れたという。25年には、これが4000万人規模になることがほぼ確実視されている。
日本には現在、かつてない“インバウンド景気”が訪れているとする報道なども多い。しかし同時に、こうした外国人観光客の増加によって、「どこへ行っても混んでいる」「外国人観光客のマナー違反によって日本人の生活が乱されている」などといった観光公害、すなわちオーバーツーリズムの弊害が語られてもいたりする。
それが色濃く表れている一つが、神社仏閣だ。日本の観光地のなかでも特に“魅力的な場所”で、「日本のお寺や神社を訪ねてみたい」とやってくる外国人観光客は数多く、各所で問題が顕在化しつつあるのだ。
こうしてさながら「インバウンドvs宗教」の体をなすなか、外国人たちの間ではどんな寺社が人気なのか。その人気に移り変わりなどはあるのか。そして、そうした寺社における彼らの“マナー違反”行為のようなものは、どれくらいあるものなのか。このような点に着目してみれば、今後のインバウンド政策の在り方、ひいては各々がどう対処していくべきかというヒントが見えてくるかもしれない。……