政治

「李在明vs.尹錫悦」に?――韓国大統領選挙最新事情(下)候補一本化で保革激突に向かえるのか

2021年9月8日

李在明・尹錫悦両氏の事実上の一騎打ちとみられている韓国大統領選挙。しかし与党は傍系、野党は政治の素人と、いずれも盤石候補とは言い難い。候補一本化はできるのか、それとも候補乱立で票が割れるのか――予備選挙の動向次第では新たな動きの可能性もあるのだ。

 大統領選挙での与党候補争いでトップを走る李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事の人生はかなりドラマティックで、それだけでも人々の関心を引く。

「泥の匙」李在明氏の激動の半生

 1964年12月、慶尚北道安東郡(現在の安東市)礼安面で、5男4女の7番目として生まれた。姉2人は幼くして亡くなり、実質的には5番目として育った。小学校では教科書以外の学用品も買えず、先生に叱られてばかりいたという。

 1976年に小学校を卒業し、一家は貧しさから抜け出すために京畿道城南市に引っ越した。本人は工業団地で少年工として働きながら、中学と高校の卒業資格の検定試験に合格した。その間、プレス機に手首を挟まれるという労災を体験した。このため障害6級の判定を受け、兵役を免除されている。

 1986年に中央大学法学部を卒業、同年司法試験に合格し、司法修習を終えて1989年から弁護士活動を始めた。……

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