社会

中学受験情報の「過剰摂取」に要注意

2021年9月12日


<span>中学受験情報の「過剰摂取」に要注意</span>
「わが子の志望校合格」を願うあまり、情報の「過剰摂取」に陥る保護者が増えているという。

夏の「天王山」が終わり、中学受験の受験校選びがいよいよ本格化する。学校説明会などの公開行事が相次いで中止または延期になるコロナ禍にあって、保護者がよすがとするのがネット上の評判だ。だが、玉石混交の情報に溺れていないだろうか。「中学受験をシンプルに考える」ことが合格への近道だと筆者は説く。

TwitterのDMで突然やってくる受験相談

 わたしはこのForesightをはじめ、いくつかの媒体で主に中学受験にまつわる記事を執筆している。小学生に対する中学受験指導を長年おこなっていたり、数多くの私立中高一貫校を取材していたりする経験を活かして、小学生保護者がわが子の中学受験に携わる上での参考材料を提供したいという思いがあるからだ。そして、それらの記事の告知や自塾での出来事、中学受験に関する話題を発信するツールのひとつとして、わたしはTwitter(@campus_yano) を活用している。

 Twitterには、発信者に対して個別のメッセージを送信し、プライベートな会話も可能なダイレクトメッセージ(DM)という機能がある。

 近年、中学受験生の保護者からわたし宛のDMがかなり増えている。寄せられるのは中学受験に関する相談なのだが、その中で「悪い噂のその真相を知りたい」というネガティブな内容のものが結構な割合で含まれている。たとえば、「○○塾の講師の指導の質はバラツキがあると聞いているのだが、○○校の講師について何か知っている情報はないか」とか「○○中学校では数年前に学内のいじめが頻発していたと聞いたが、それは本当のことなのか」などなど……。わたしはできるだけこれらには丁寧に回答しようと心掛けてはいるが、それにしてもかなりの数だ。

 そして、昨年からこの種の相談がTwitterのDMのみならず、対面形式の保護者面談の場でも急速に増えている。その原因はコロナ禍による中学受験を取り巻く状況の変化にある。……

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