アメリカが20年間にわたるアフガニスタンでの駐留を終えた。アメリカのアフガニスタンでの戦闘作戦はこれで終わったのかもしれない。だが対テロ戦争は終わっていない。
タリバン政権の復活で、アフガニスタンが国際テロ活動の温床になる可能性が残り続けることは、言うまでもない。だが、本質はそこではない。2001年にアフガニスタンから始まった「世界的なテロとの戦い(Global War on Terrorism: GWOT)」としての「対テロ戦争」は、さらにいっそうの地理的な広がりを見せながら、続行中である。
アメリカのアフガニスタン撤退後に、この「対テロ戦争」が、どのような展開を見せていくのか。大きな問いである。
防衛ラインの再設定を行ったアメリカ
まず2001年に始まった「対テロ戦争」の基本的な特徴を確認しておこう。……