経済・ビジネス

■■■削除予定■■■グーグル・アースで見つける北朝鮮「ミサイル発射地点」|OSINT新時代の衝撃と日本の課題

2021年12月2日

かつては高度な機密情報だった軍事基地の動静を、誰もが解析できる時代――。グーグルー・アースに代表される衛星画像の活用のみならず、SNS分析、多言語解析、ネットワーク分析など様々な新手法も開発が続いている。OSINT(オープンソース・インテリジェンス)の最前線に迫る。

グーグルー・アースに代表される衛星画像をすることで活用かつては高度な機密情報だった軍事基地の動静を、誰もが解析できる時代(画像提供・筆者)

 OSINT(オープン・ソース・インテリジェンスとは、一般に「合法的に入手可能な情報を精査して確認する手法」と定義される。これを駆使すれば、北朝鮮の弾道ミサイルの発射地点や中国が擁する空母打撃群の動向、さらには自然災害の細かな被害をも知ることが可能だ。時に非合法な手段を厭わない、HUMINT(ヒューミント)と呼ばれる人的なスパイ活動、あるいは通信傍受やネットワークへの侵入によって情報を入手にするSIGINT(シギント)とは対照的な、一般人でも入手可能な情報が“機密”へ道を拓く現状と、日本が取り組むべき課題を明らかにする。

わずか数時間で発射地点特定

 インテリジェンスは新しい時代を迎えている。15~20年前であれば、軍事当局等のみしか有していなかったような高解像度の衛星画像が、今や世界中に幅広く普及している。その結果、世界各地の状況がほぼリアルタイムで把握可能となっている。

 一例をあげてみよう。

 2021年9月15日、北朝鮮の「鉄道機動ミサイル連隊」が、中部の平安南道陽徳の山岳地帯で2発の弾道ミサイルを貨物列車から発射した。翌16日の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」が発射の瞬間をとらえた写真4枚を掲載すると、その数時間後、地理空間情報(geospatial intelligence)アナリストのネイサン・J・ハント(Nathan J. Hunt)氏 が発射地点と思しき場所を特定した旨をツイートした。……

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