医療・ウェルネス

「ロシアより悪い」詭弁と冒涜で国産ワクチン開発を弄ぶ厚労省

2022年3月2日


<span>「ロシアより悪い」詭弁と冒涜で国産ワクチン開発を弄ぶ厚労省</span>

国民へのコロナ対策そっちのけでウクライナ侵攻を始めたロシア。その政府の姿勢を良しとは決してないが、国産ワクチン開発で第3相臨床試験を軽視する日本の甘さは、ある意味ではロシアより悪い。効果のはっきりしない国産に躍るより、米国メガファーマに素早く強く働きかけるべきではないのか。

 ロシア軍によるウクライナ侵攻が世界の関心を集めている。この軍事行動が世界に与える影響は専門家の議論に譲るとして、私が興味をもっているのは、新型コロナウイルス(以下、コロナ)オミクロン株への対応だ。本稿で論じたい。

 実は、ロシア、ウクライナの流行状況は、現在の我が国と酷似する(図1)。

図1

 例えば、ロシアの感染者は2月15日にピークをうち、漸く下がり始めたところだ。そこで、隣国に戦争を仕掛けたことになる。

 ロシアでのコロナ被害は甚大だ。図2は2月25日現在の主要先進7カ国(G7)、およびロシアの人口100万人あたりの死者数を示す。ロシアは5.21人で、米国(5.29人)に次いで多い。……

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