経済・ビジネス

【Analysis】ウクライナ侵攻で欧米勢撤退もロシアにとどまる中国ブランド

2022年3月12日

中国企業が、当面はロシアにとどまる姿勢を見せている。欧米企業のロシア市場撤退が進む中、ウクライナ侵攻に対するロシア批判を控える中国政府の姿勢に倣う格好だ。

[上海発ロイター]ロシアのプーチン大統領の行動に対する制裁と国際的な批判の流れの中で、IT大手企業のアップル、スポーツ用品のナイキ、動画配信のネットフリックス、アパレル大手であるヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)など多くの欧米企業がロシア事業を縮小または一時停止しているにもかかわらず、中国企業はこれまでロシアでの事業についてほとんど沈黙してきた。

 2月24日のロシアによるウクライナ侵攻のわずか数週間前に、ロシアと「無制限」のパートナーシップ協定を結んだ中国政府は、北大西洋条約機構(NATO)の拡大を非難し、状況解決のための協議を促している。ソーシャルメディア上で中国国民は、ロシア政府が「特別作戦」と呼ぶ攻撃を圧倒的に支持していることが分かる。

 ロシアからの撤退を発表していた中国の配車アプリ大手の滴滴出行(DiDi)は、ソーシャルメディアユーザーから「米国のロシアに対する圧力に屈した」と非難され、世論の反発に遭った。その後、同社は何の説明もなくこの決定を撤回した。

 世界最大のパソコン(PC)メーカーである中国のレノボ・グループ(聯想集団)も、中国で激しい批判にさらされた。ベラルーシの地元メディアが情報の入手先を明かさずに、「レノボがロシアへの供給を停止する」と報じたためだ。この件に関してレノボは、取材に応じなかった。……

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