医療・ウェルネス

「仙台育英」建学の精神でハンガリーに学ぶ加藤君の情熱

2022年9月3日


<span>「仙台育英」建学の精神でハンガリーに学ぶ加藤君の情熱</span>
医療でも世界に通用する個性を持った人材を育てる必要がある[写真はイメージです](C)lenets_tan/stock.adobe.com

筆者が理事長を務める特定非営利活動法人「医療ガバナンス研究所」のインターンだった加藤君は、ストレートで卒業が3分の1、留年が3分の1、残りは退学という厳しい環境のハンガリーの医学部教育に自然体で飛び込んだ。「同調圧力」など無関係な精神の自立をサポートするのは先行世代の義務だ。

 夏休みが終わった。この時期、多くの大学生・高校生が、医療ガバナンス研究所でのインターンを希望してやってくる。インターンを経験した後には、上京する際に研究所に立ち寄ってくれる人もいる。そのような若者の一人に加藤友輝仁君がいる。

   加藤君は、ハンガリーのセゲド大学に在学する医学生だ。グローバルに活躍する人材を如何にして育成するかを考える上で、彼の存在は示唆に富む。

剣道が結んだ縁

   私が加藤君に興味を持ったのは、飄々とした風貌ながら、逞しく生き抜いているからだ。ハンガリーの医学部には、日本を含め世界中から学生が集まる。日本の医学部と比べ、入学は比較的容易だが、進級は厳しい。ストレートで卒業するのは3分の1、留年が3分の1、残りは退学する。医療ガバナンス研究所でインターンを経験し、ハンガリーのセンメルヴェイス大学医学部を卒業し、医師となった吉田いづみさんは「帰国子女でない私にとって、英語で授業を受けるのは、とてもストレスだった」という。

医療ガバナンス研究所にて、右が加藤君、左が筆者(写真提供:上昌広氏)

   加藤君のハンガリーでの学生生活での息抜きは剣道だ。幼少時から始め、現在も続けている。実は、私も剣道愛好家だ。小学生から始め、大学時代には運動会剣道部(「運動会」は東京大学の体育会のこと)に所属した。最近は稽古をすることは滅多にないが、『剣道時代』という業界誌で、「剣道で学び、剣道に学ぶ」という連載を担当させていただいている。……

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