【経歴】はまだ・けんじ 1964年埼玉県生まれ。86年横浜市立大学卒、アサヒビール(現・アサヒグループホールディングス)入社。アサヒグループホールディングス執行役員経営企画部門ゼネラルマネジャー、同取締役(CFO)、アサヒビール専務取締役などを経て今年1月から現職。
少々高齢化社会の進行は、食品業界に対して消費者の嗜好やニーズ、あるいは消費量そのものの変化という形で大きな課題を投げかけている。一方で、その日常生活への身近さゆえに、業界の課題解決が私たちの未来を豊かにする重要なカギとなるのも間違いない。アサヒグループジャパン株式会社代表取締役社長兼CEOの濱田賢司氏に話を聞いた。
Q.業界の現状についてお聞かせください。
日本国内の人口減少が続くと、想定では2030年以降、事業に与える影響が大きいとみています。また高齢化による1人当たり消費量の縮小は、特に酒類事業に大きく影響します。加えてロシアのウクライナ侵攻の影響もあり、原材料価格やユーティリティコスト(水道光熱費)の上昇が続いています。さらに直近の円安の加速など日本経済全体に影響を及ぼす動きは業界全体にも波及するため注視しています。……