世界の気候変動の影響をもっとも受けるといわれるアフリカのなかでも、とりわけ影響が大きいのがサハラ砂漠以南のサブサハラ地域だ。サブサハラアフリカではスポット洪水や豪雨の頻度が増える一方、砂漠化・干魃も深刻化している。
ユニセフ(国際連合児童基金)によると、2020年10月から続く雨不足は、「アフリカの角」と呼ばれる東アフリカのエチオピア、ソマリア、ケニア、ジブチ、エリトリアで、過去40年間で最悪の干魃を引き起こした。乾季が3シーズン連続で到来したことで、清潔で安全な水へのアクセスや家畜、農作物が失われ、食糧危機や病気のリスクが高まっている。
また、アフリカ全域における急速な人口増加・経済発展は、都市化に伴う排気ガスによるCO2排出や大気汚染のほか、農村部での耕作地や放牧地の拡大による森林伐採などにつながっているのが現状である。
温暖化や気候変動の主な原因をつくったのは欧米・日本を含む先進国である一方、その被害を最も受けているのは開発途上国であるアフリカ地域という状況において、先進国の責任は大きい。……