医療・ウェルネス

ネパールで貧困と戦う日本人(3) 「子宮脱」「児童婚」から女性と子供たちを解放せよ

2023年4月30日


<span>ネパールで貧困と戦う日本人(3) 「子宮脱」「児童婚」から女性と子供たちを解放せよ</span>
トヨトミ製の調理用コンロを頭に載せて運ぶネパールの女性たち ©ADRA

ネパールの貧しい山間部では、出産直後の女性も、年端のいかない子供たちも、貴重な労働力として扱われる。日本の支援団体や企業は地道な援助で彼らの生活を改善しているが、それでも容易には解決できない課題がまだいくつも残っている。(前回記事はこちらからお読みいただけます)

 

出産直後の労働で「子宮脱」に

 2014年2月20日、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが、子宮脱に苦しむネパール人に関する声明を出した。同団体は国連とネパール政府のデータに基づき、ネパールにはおよそ1360万人の女性がおり、そのうち最大で10%が子宮脱となっていると訴えた。

 加えて、ネパールには根強い差別があること、多くの女性が出産直後から野良作業をしなければならないこと、この問題に対してネパール政府が真剣な対応をしていないことを指摘した。

 子宮脱とは、文字通り子宮が性器から体外にこぼれ落ちてしまう事を指す。産婦人科医で、広尾レディース院長、及び茨城県立医療大学客員教授の宗田聡氏に話を聞いた。……

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