コロナ・パンデミックなどにより部品供給網の途絶に苦しんだドイツの自動車業界は、サプライチェーンを可視化するデジタル連携システム「カテナ-X」を今年秋に始動させると発表した。デジタル技術による「第4次産業革命」の実現を目指してドイツが取り組んできた「インダストリー4.0」は、本格実装への最終コーナーを回った。
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ドイツ中部のハノーバーで、今年4月17日から21日まで、世界最大の工業見本市ハノーバー・メッセが開催された。その第8ホールに設置された展示ブースは、各国の自動車産業の関係者から注目を集めた。ドイツの自動車メーカー、自動車部品メーカー、IT企業などが政府の支援を受けて2021年に創設した「カテナ-X・オートモーティブ・ネットワーク(CAN)」が、「カテナ-X」についてのプレゼンテーションを行ったのである。
原材料調達からリサイクルまでの過程を「見える化」
「カテナ-X」はドイツ製造業界で初めて、製品に関するバリューチェーン全体を俯瞰できるエコシステムを構築するプロジェクトだ。……