経済・ビジネス

「オルカンか、S&P500か」論に死角はないか

2024年4月10日


<span>「オルカンか、S&P500か」論に死角はないか</span>

新NISAが始まって以降、「オルカン」「S&P500」は流行語大賞を取る勢いが続いている。投資信託への資金流入のトップを二つが争い、どちらを選ぶべきかで話題が沸騰しているのだ。だが、これらの議論に死角はないのか。「オルカン」「S&P500」の特徴や注意点を検証したい。

(C)gugu/stock.adobe.com

 2024年から新NISA(少額投資非課税制度)がスタートし、ものすごい勢いで個人マネーが現預金から投資に回っている。投資信託への資金流入は1月が1兆2798億円(確報値)、2月も1兆4000億円弱(QUICK資産運用研究所推計)に上っている。

 中でも「オルカン(全世界株式)」と「S&P500」への資金流入が際立っている1。1 月の投資信託の資金流入1位はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)で3428億円、2位のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)にも2078億円もの資金が流入した。

「オルカンか、S&P500か」というのは、もう日常的にやり取りされる言葉だ。だが、話題先行で少し議論が上滑りしているかもしれない。そもそもオルカンやS&P500はどのような特徴があるのか、また死角はないのか考えてみたい。

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オルカンとS&P500の特徴とは

 まず、基本的なところから(図1)。……

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