経済・ビジネス

危機時の資産運用のトリセツ――「トランプショック」とどう付き合えばよいか

2025年6月9日


<span>危機時の資産運用のトリセツ――「トランプショック」とどう付き合えばよいか</span>
(C)Yingyaipumi / stock.adobe.com

2025年に入り、市場はトランプショックに翻弄されている。この数年にNISA(少額投資非課税制度)などで資産運用をスタートした個人投資家は、不安を抱えているのではないだろうか。こうした先の見えない状況は、長期の資産運用を行うならば今後も二度、三度と経験する。「〇〇ショック」とどう付き合えばよいのか考えたい。

 

タイミングを計ればハマる「投資失敗の沼」

 2025年に入り1月こそ株価上昇でスタートしたものの、2月から米トランプ政権の追加関税が発動されると株価は下落に転じた。そして4月前半には相互関税発表や、対中国追加関税と中国の報復関税のラリーで株価は大きく下落した。

 関税問題に終わりは見えていないが、このトランプショックで投資家がまず懸念していることは、インフレと景気後退だろう。

 関税引き上げによって輸入業者の仕入れコストが上昇し、それが価格に転嫁されていくと最終的に消費者が支払う価格が上昇する。インフレの長期化が予想されるとFRB(米連邦準備制度理事会)は簡単には政策金利を下げられず、インフレの継続が予想されると消費者のマインドも下がりやすい。……

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