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Vol. 2

「イトーキ」「デンソー」「TBS」…注目の「統合報告書」を投資家たちはどう読み解くのか

2026年5月2日


<span>「イトーキ」「デンソー」「TBS」…注目の「統合報告書」を投資家たちはどう読み解くのか</span>
TBSの「統合報告書」からはその将来性が読み取れる

 発行する上場企業が1150社に達し、ビジネス業界では“常識”となりつつある統合報告書。企業の財務情報を反映する有価証券報告書が“履歴書”ならば、非財務情報を含む企業のストーリーを反映する統合報告書は“エントリーシート”に例えられるという。しかし、人間と同じように企業の“人となり”も千差万別だ。どう読めば投資や就活、我々の日常に役立てることができるのか。「イトーキ」「デンソー」「TBS」――実際の統合報告書の“読みどころ”を専門家たちが指南する。

※本稿は週刊新潮2026年1月22日号の特集記事【投資家必読 「伊藤忠」「イトーキ」「デンソー」「TBS」 企業の将来性が分かる「統合報告書」の読み方】の一部を再編集したものです。

有価証券報告書は“履歴書”、統合報告書は“エントリーシート”

 ここ数年、作成する企業が右肩上がりで増え続け、2024年には1150社もの上場企業が発行した「統合報告書」。そこに記されているのは、「将来的に自社の企業価値をどのように増大させてゆくのか」、つまり、その企業の「未来」の姿である。

「あすかコーポレイトアドバイザリー株式会社」取締役ファウンディングパートナーの光定洋介氏が語る。

「統合報告書は1社あたり100ページくらいで、かなりの分量になります。真面目に読み通すと相当時間がかかってしまうので、読むところはおのずと限定されます。投資家の目線から、最初に読むのはCEOのメッセージになります。その後、経営戦略のページなどで、中長期的な成長戦略がしっかりとESG(環境・社会・ガバナンス)の各要素と結合して書かれているか、資本コストを上回る事業戦略が立案されているかに着目し、その企業の持続可能性について判断します」……

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